Cloud Integration
エコスタイル様のAWS マイグレーション支援
オンプレミスのVMware ESXi上で稼働するアプリケーションとデータベースを、AWSへ移行するマイグレーションのご支援をさせて頂きました。
- プロジェクト名・製品名
- AWS
- クライアント
- 株式会社エコスタイル
- 技術
- VM Import/Export, Amazon Route 53, AWS Direct Connect, Amazon S3
- 担当範囲
- コンサルティング(現状調査), インフラ構築, アプリケーション修正, 運用保守
STORY
ストーリー
- 課題・お客様からの要望
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- ▼ 引っ越し間近!待ったナシのマイグレーション・プロジェクト
- 2019年7月下旬、エコスタイル様は同年の11月に東京本部を移転する計画を進めていらっしゃいました。
- 東京本部の執務室にはオンプレミス・サーバーが使用されており、保守サポートが終了間近という背景から、本部移転のタイミングに合わせてAWSへマイグレーションしようと決断されました。
- 残された期間は3か月程度。エコスタイル様は、限られた期間内で安心して移行支援を任せられる会社を探していらっしゃいました。
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- ▼ 可用性の高いAWS環境への移行をご希望
- お問い合わせを受け、弊社エンジニアはエコスタイル様を訪問し、ご要望のヒヤリングをさせていただきました。
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- ・使用中の物理サーバーと、自社内での管理が必要となるアプリケーションを、低コストで可用性の高いAWS環境へマイグレーションしたい
- ・現行のシステムを移転先の環境でも安心して利用し続けたい
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- ▼ 構成情報
- 資料を拝見したところ、物理サーバーにはESXiがインストールされ、VMwareで構成された複数の仮想サーバーが動作していることが分かりました。
- しかしながら、定期的なバッチ処理の実行や、インターネット経由のデータ取得など、多種多様な処理が実行されていることもあり、ヒヤリングだけではシステムの詳細を把握できませんでした。
- スムーズな移行を行うためには、データ処理、バッチ処理、サーバー間のデータのやりとり、データベース、インターネットへの通信など構成図を元に各サーバーで稼働するアプリケーションの仕様を調査する必要がありました。
- ポイント
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- ・フォージビジョンAWSソリューションアーキテクトの技術力の高さ
- ・インフラからアプリケーションまで一気通貫でサポートできる体制
- 解決方法
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- ▼ まずは現状把握が最優先!
- 何度かの提案と打ち合わせの末に、移行プロジェクトは9月からスタートしました。残された時間は約1か月。フォージビジョンは限られた時間のおよそ半分を現状把握に注力しました。
- フォージビジョンでは、アプリケーションエンジニア出身のAWSソリューションアーキテクトが多く所属しています。アプリケーションエンジニアとしての知見を活かし、プログラムのソースコード解析からアプリケーション特性、移行に必要な変更作業の洗い出しを進めていきました。
- 更にインフラエンジニア出身のAWSソリューションアーキテクトにおいては、ネットワーク、OS設定などを確認し、現行の環境を網羅的に把握することにより、スムーズで確実性の高い移行作業を計画することができました。
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- ▼ 全サーバーで計500箇所以上の設定情報を書き換え
- 調査の結果、現行のシステムは、OSやアプリケーションの設定ファイルの変更対象はおおよそ500箇所に及びました。それら全てを確実に変更するためのツールを作成し、確実に効率的にAWS環境に合わせた設定情報への書き換えを実施しました。人手を可能な限り排除する事で、書き換え作業ミスはもちろんゼロ件でした。
- 移行効果
- 現行サーバーのスペックに合わせたインスタンスタイプやストレージタイプを調査によって見極め、コストメリットの高い状態で移行させていただきました。
- また、お客様のサービス継続性をより強固なものとするため、最新の設定情報などをパラメータシートや構成図といったドキュメントにまとめ、有事の際に環境把握、初動を迅速に進められる状態としました。
- オンプレミスからAWSまで、インフラからアプリケーションまで一気通貫でサポートできるフォージビジョンの体制が、お客様の課題とご不安を解決することができ、11月以降は運用管理サービスをご利用いただきながら、本来の業務に集中していただける環境を実現することができました。